「四季」・「コギト」発表作品一覧
目次
・「四季」との関わり ・・@
・「四季」創刊号の目次 ・・A
・「四季」への発表作品 ・・B
・「四季」の死後の追悼と遺稿の掲載・・C
・「コギト」発表作品 ・・D
「四季」との関わり 堀が実質的な主催者であった『四季』(第二次 1934.10-1944.6 全81冊)は、昭和初期を代表する詩誌の一つといえよう。 主な同人には、堀、三好達治、丸山薫、津村信夫をはじめとして、立原、井伏鱒二、桑原武夫、神西清、神保光太郎、竹中郁、田中克己、辻野久憲、中原中也、萩原朔太郎、室生犀星などがいた。 立原は、堀の庇護のもと、第二号に「村ぐらし」を発表して、詩壇に登場する。 その後、立原にとっての『四季』は、作品発表の主要な場となり、新たな文学の創造と研磨の場ともなった。「四季」には病で倒れる第四二号昭和十三年十二月号まで、「夕と暁の詩」出版で忙しかったときの三二号中原中也追悼号にのみ書かなかっただけで、作品(詩だけでなく小品・物語・評論も含む)を発表し続けた。 しかし、立原は、昭和十四年(1939)三月二九日、その才能を惜しまれつつ夭折する。 堀は、『四季』第四六号に訃報を書き、第四七号を立原の追悼号として企画・編集している。 |
創刊号(二次) 目次 S9.10 (立原の作品はない) |
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断章-アフォリズム- | 箴言 | 萩原朔太郎 |
ぜい賓、妙齢、丸の内 | 小品 | 室生犀星 |
胡蝶幻想(らふかでおへるん) | 小品 | 佐藤春夫訳 |
唄(JulesRomains) | 小品 | 増田篤夫訳 |
火 | 詩 | 丸山薫 |
みちこ | 詩 | 中原中也 |
マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記から1(リルケ) | 短編 | 堀辰雄訳 |
生涯の歌 | 詩 | 津村信夫 |
夜の水 | 散文詩 | 竹中郁 |
海辺、黎明、唖蝉、鮒 | 詩 | 三好達治 |
詩と雄弁について(アラン) | 短編 | 桑原武夫訳 |
詩集「氷島」に就てl萩原朔太郎氏へ | 感想 | 三好達治 |
日録 | 日記 | 室生犀星 |
鶯の籠三好達治氏の歌集に | 感想 | 津村信夫 |
暮春詩集のすがた | 感想 | 竹中郁 |
声明二項 | 感想 | 丸山薫 |
僕の言葉 | 感想 | 三好達治 |
「絵本」 | 感想 | 堀辰雄 |
苜蓿(うまごやし)の花環 | 感想 | 丸山薫 |
「四季」への発表作品 | ||
第2号 S9.12 | 村ぐらし | 詩 |
第3号 | 初冬 | 詩 |
第4号 | 小さな墓の上に | 詩 |
・抒情小曲集 | 感想 | |
第5号 | 燕の歌 | 詩 |
第6号 | 静物 | 詩 |
第7号 | 旅装 | 詩 |
第8号 | 愛する | 詩 |
第9号 | 風のうたった歌 | 詩 |
・花卉 | 感想 | |
第10号 | 天の謙ひ | 散文詩 |
第11号 | 或る風に寄せて・傷ついて小さい獣のやうに | 詩 |
第12号 | はじめてのものに・またある夜に | 詩 |
第13号 | 夏の旅 | 詩 |
第14号 S11.1号 | 雨の言葉 | 詩 |
第15号 | 孤独の日の真昼 | 詩 |
愛する神の歌 | 感想 | |
第16号 | 朝やけ | 詩 |
第17号 | 小譚詩 | 詩 |
同人雑記 黒手帖 | 感想 | |
第18号 | 旅人の夜の歌 | 詩 |
第19号 | ながれ | 詩 |
第20号 | 風と枯木の歌 | 詩 |
・追分案内 | 感想 | |
第21号 | 甘たろく感傷的な歌、逝く昼の歌 | 詩 |
第22号 | わかれる昼に・のちのおもひに | 詩 |
第23号 S12.1号 | SONATINE | 詩 |
第24号 | 鳥啼く夕べに詠める歌 | 詩 |
第25号 | 浅き春に寄せて | 詩 |
第26号 | 追憶 | 詩 |
第27号 | 眠りのほとりに | 詩 |
・風信子 | 覚書 | |
第28号 | 石柱の歌 | 詩 |
第29号 | 不思議な川辺で | 散文詩 |
編輯後記 | 後記 | |
第30号 | やがて秋 | 詩 |
第31号 | 追悼(辻野久憲追悼号) | 回想 |
(第32号) | 中原中也追悼号・発表無し | |
第33号 S13.1号 | 初冬 | 詩 |
・風信子 | 解説 | |
第34号 | 歌ひとつ | 詩 |
第35号 | わがまどろみは覚めがちに | 詩 |
・風信子 | 随筆 | |
第36号 | 「帆・ランプ・鴎」に就いて 遥かな問ひ | 評論 |
第37号 | 風立ちぬ1 | 随筆 |
・別離 | 評論 | |
第38号 | 風立ちぬ2 | 随筆 |
第39号 | 初夏 | 詩 |
第40号 | 優しき歌 | 詩 |
第41号 | 詩集西康省 | 感想 |
第42号 S13.12号 | 風立ちぬ3 | 随筆 |
死後の「四季」の追悼・遺稿の掲載 | ||
第46号 S14.5号 |
・立原道造(追悼文)山岸外史 | |
・立原道造(追悼文)堀辰雄 | ||
第47号 S14年7号 |
「立原道造追悼号」の目次 | |
(写真と裏に絶筆として長崎からの生田宛ての書簡) | ||
(扉は)暮春嘆息 | 三好達治 | |
立原道造追悼「優しき歌」遺稿 | 立原道造 | |
立原道造の芸術 | 芳賀檀 | |
詩人としての立原道造といふ意味で | 保田與重郎 | |
立原道造追悼 | 草野心平 | |
立原道造氏 | 鈴木亨 | |
立原道造君と私 | 伊東静雄 | |
盛岡に行った立原さん | 深沢紅子 | |
野花を捧ぐ | 若林つや | |
療養所にて | 水戸部アサイ | |
追悼 | 野村英夫 | |
屋根裏の立原君 | 高橋幸一 | |
「偽画」の頃の思出 | 沢西健 | |
立原道造君のことども | 生田勉 | |
大学時代の友として | 小場晴夫 | |
立原道造君(「立原君を思ふ」の詩) | 江頭彦造 | |
立原追悼 | 猪野謙二 | |
立原道造君のことども | 岸田日出刀 | |
立原道造を哭す | 室生犀星 | |
立原道造君 | 三好達治 | |
詩人肖像 | 津村信夫 | |
山形の立原道造君 | 竹村俊郎 | |
霧の思ひ出 | 阪本越郎 | |
立原君の詩 | 田中克己 | |
詩の中に | 丸山薫 | |
立原道造の生涯 | 神保光太郎 | |
「詩研究講義」について(連絡記事に追悼一言) | 萩原朔太郎 | |
編輯後記 | 堀、神保 | |
第48号 | 立原道造の手紙 | (遺稿) |
立原道造(追悼文) | 山岸外史 | |
第52号 S15.12 |
午後に・朝に・優しき歌(序の歌) | (遺稿) |
第58号 S16.6 |
立原道造全集第一巻詩集(三巻本全集発刊に際しての案内) | 小山正孝 |
「コギト」発表作品 | ||
第45号 | S11.2 | 夏花の歌 |
第52号 | S11.9 | かろやかな翼ある風の歌 1 |
第54号 | S11.11 | かろやかな翼ある風の歌 2 |
第58号 | S12.3 | ひとり林に… |
第69号 | S13.2 | オメガぶみ |
第76号 | S13.9 | 風に寄せて |
第79号 | S13.12 | 松下武雄追悼号 魂を鎮める歌 |
・田中克己は立原の追悼の詩と回想文を「コギト」に掲載している。 | ||
第83号 | S14.4 | 哀歌 立原道造に |
第84号 | S14.5 | 立原道造の思ひ出 |
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